ウェルビーイングセミナー開催

京都大学総合生存学館ソーシャルイノベーションセンター

ウェルビーイング連続セミナー2022

2022年7月〜11月
ウェルビーイング(幸福感、心の健やかさ、生きがい)を実現することは、現代社会では必ずしも容易ではありません。
この連続セミナーでは、経済的豊かさの追求だけでは達成困難なウェルビーイングの特徴を、いくつかの切り口から見て行きます。

お問合せwellbeing.series.seminar@gmail.com

お申込先:https://forms.gle/41VntFqokH3yLdEL8

 第1回ウェルビーイングセミナー

:社会的共通資本からウェルビーイングを見つめる

:7月19日(火)18時〜19時30分

場所:オンライン開催

講師:占部 まり:宇沢国際学館・代表取締役

略歴:内科医(東京慈恵医科大卒)、宇沢国際学館取締役。地域医療に従事するかたわら、父である故・宇沢弘文(経済学者、文化勲章受章者)博士の教えが今の時代の社会課題の解決にとって重要性が増しているとして、宇沢の「社会的共通資本」をより多くの人に知ってもらうための活動を行う。京都大学「人と社会の未来研究院」にて、社会的共通資本の未来寄付研究部門が2022年5月1日に設立された。環境問題や教育・医療など社会的共通資本を軸に横断的な研究が期待されている。

要旨:社会的共通資本とは、経済学者の宇沢弘文氏(1928-2014年)が提唱した概念で、すべての人びとが、ゆたかな経済生活を営み、すぐれた文化を展開し、人間的に魅力のある社会の安定的な維持を可能にする自然環境と社会的装置のことで、これを社会共通の財産とする考え方です。ここでは、この考え方に沿って、この理論とウェルビーイングの関係性について考えます。

 

 

 

 

 

 

 

 第2回ウェルビーイングセミナー

:認知症予防から考えるウェルビーイング

:9月26日(月)18時〜19時30分

場所:東一条館大講義室(対面30人+オンライン)

講師:積山 薫:領域代表 総合生存学館・教授

略歴:認知心理学者。早稲田大学教育学部卒、大阪市立大学文学研究科で博士の学位取得。金沢大学文学部、公立はこだて未来大学システム情報科学部、熊本大学文学部などで認知心理学を教えた後、2017年から現職。心理学、認知神経科学の手法を用い、知覚や認知に関する子どもの発達や高齢者の加齢変化について研究。最近は、認知症予防に関連した研究と地域における実践をおこなっている。

要旨:人生100年時代の脅威である認知症は、かなりの部分が予防できるかもしれません。今、世界中で、色々なライフスタイルが認知機能に及ぼす効果について、研究がおこなわれています。ここでは、そうした研究の一端をご紹介するとともに、その限界についても考えます。また、老いを直視して備えることの重要性、「良く死ぬ」には何が必要か、などについても問題提起したいと思います。高齢期には、身体機能低下、交友関係縮小などの一見ネガティブな状況が増えるのに、幸いなことに、主観的幸福感が維持される現象が知られており、良く生きることのヒントとなるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 第3回ウェルビーイングセミナー

:地球環境を考えた暮らしとウェルビーイング

:10月27日(木)18時〜19時30分

場所:東一条館大講義室(対面30人+オンライン)

講師:石田 秀輝:地球村研究室代表・SIC特任教授

略歴:2004年㈱INAX(現LIXIL)取締役CTO(最高技術責任者)を経て東北大学大学院環境科学研究科教授、ものつくりとライフスタイルのパラダイムシフトに向けて国内外で多くの発信を続けている。特に、2004年からは、自然のすごさを賢く活かすあたらしいものつくり『ネイチャー・テクノロジー』を提唱、2014年からその上位概念である『心豊かな暮らし方』の構造の一つである『間抜けの研究』を鹿児島県沖永良部島へ移住、開始した。地球村研究室代表、(一社)サステナブル経営推進機構理事長、星槎大学サテライトカレッジin沖永良部島 分校長他

近著:「2030年の未来マーケティング」(ワニプラス 2022)、「危機の時代こそ、心豊かに暮らしたい!」(KKロングセラーズ2021)「バックキャスト思考で行こう!」(ワニブックス2020)、「人間の役に立っている ありがた〜い生き物たち」(リベラル社2019)「Nature Tech. & Lifestyle」(Stanford Pub.2019)ほか多数

要旨:地球環境は人類を維持するのにほぼ限界状態にあり、このままでは2030年ごろには文明崩壊の引き金に手を掛けるところまで劣化している。一方では経済システムも限界であり、過去の成功体験が全く通用しないことも(日本では)この30年で明らかになっている。環境と経済は今の資本主義の形態(金融資本主義あるいは市場原理主義)では表裏の関係にあり(例えば宇沢弘文、最近では斎藤幸平)両立しないのだ。
では、心豊かに暮らすということを前提に環境と経済を両立させるにはどのようなアプローチが求められるのか。今回のコロナ禍が一つの解を提示してくれた。それは「個」のデザインであり、それをプラットフォームとした社会システムだと考えている。
テクノロジーではイノベーションは興らない、ライフスタイルがイノベーションを創成するのだと思う。

 

 

 

 第4回ウェルビーイングセミナー(調整中)

:(仮)仏教哲学の知恵とウェルビーイング

:調整中

場所:未定

講師:マルク=アンリ・デロッシュ京都大学総合生存学館・准教授

略歴

要旨